予防接種を受けられる方へ【ヒブワクチン】

予防接種を受けられる方へ【ヒブワクチン】

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ヒブ(Hib)ワクチンの接種を実施するにあたって、接種を受けるお子さんの健康状態をよく把握する必要があります。
この説明文をお読みになり、「ヒブ(Hib)ワクチン予防接種予診票」に記入の上、医師の診察を受けてください。

このワクチンの効果と副反応

ヒブ(Hib)ワクチンは、生後2ヶ月以上のお子さんに接種することができるワクチンです。

このワクチン接種によって、ヒブ(Hib)による重い感染症(細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎など)を予防することが期待されます。ヒブ(Hib)ワクチンの副反応は、注射部位の症状(赤み、硬結、腫れ、痛みなど)発熱などです。

ただし、非常にまれですが、海外で次のような副反応が報告されています。

  • ショック、アナフィラキシー様症状(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと
  • けいれん等

このような症状が認められたり、疑われた場合はすぐに医師に申し出て下さい。

接種時期と回数

標準の接種時期は、初回免疫として2ヶ月以上7ヶ月未満で接種を開始して、4週間以上の間隔で3回接種し、3回接種終了後おおむね1年の間隔をおいて1回接種します。

この時期の接種を逃した場合は、月齢に応じてそれぞれ以下の通りに接種します。

7ヶ月以上1歳未満で接種開始の場合は、初回免疫を4週間以上の間隔で2回接種し、2回接種後おおむね1年の間隔をおいて1回追加接種します。

1歳以上で接種する場合では1回接種します。

接種スケジュール(例)

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予防接種を受けることが出来ない方

  • 明らかに発熱している方(通常は37.5℃を超える場合)
  • 重い急性疾患にかかった方
  • このワクチンの成分または破傷風トキソイドによってアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)をおこしたことがある方
  • その他、かかりつけの医師に予防接種を受けないほうがよいといわれた方

予防接種を受けるに際し、
医師とよく相談しなければならない方

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育疾患などの基礎疾患のある方
  • 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発疹などのアレルギーを疑う症状のみられた方
  • 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方
  • 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方もしくは近親者に先天性免疫不全の者がいる方
  • このワクチンの成分または破傷風トキソイドに対してアレルギーをおこすおそれのある方

ワクチン接種後の注意

  • 接種後30分間は、ショックやアナフィラキシーがおこることがありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  • 接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受けて下さい。
  • 接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後、腫れが目立つときや機嫌が悪くなったときなどは医師にご相談ください。
  • このワクチンの接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、6日間以上の間隔をあける必要があります。ただし、このワクチンは他のワクチンとの同時接種が可能ですので、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
  • 接種当日は激しい運動はさけてください。その他はいつも通りの生活で結構です。

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医療法人 仁敬会 入善セントラル病院
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